2015年6月26日金曜日

【技】塗るだけで補強 清水建設と防衛大学校、三井化学産資のタフネスコート

清水建設と防衛大学校、三井化学産資が開発した土木構造物の補強工法「タフネスコート」。コンクリート表面に樹脂を塗布するだけの補強工法で、施工コストを従来の半分程度に抑えることができる。昨年、本格的な実証実験に着手し、今後、実用化を目指す。写真はタフネスコートを被覆した試験体の破壊状況。破壊の跡が見られるが崩壊していない。

 タフネスコートは、200%程度伸びても破断しない粘り強さを持つ「ポリウレア」と呼ばれる樹脂を使う。コンクリート構造物の表面に樹脂を薄く被覆するだけで、構造物の変形性能を飛躍的に向上させることができる。被覆後約30秒で硬化し、30分程度で補強効果が表れる。従来の補強工法に比べて工費が2分の1程度、耐用年数は30年以上を見込んでいる。
 コンクリート表面に塗布することで粘り強さが発生するのに加え、耐衝撃性の向上も期待できる。道路の防護壁に対する車両の衝突をイメージした実験を行った結果、耐衝撃性が高まるため破壊しても崩壊せず、コンクリート片の剥落を抑制できることが分かった。
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