2015年6月25日木曜日

【現場力】施工経験を設計に反映 日本工営・西谷正司

建設コンサルタンツ協会技術部会長で、日本工営の西谷正司特別顧問は「発注者や施工者側から設計ミスが多い、現場状況を反映していない、施工手順が考慮されていないなど、コンサルタントの能力が問題にされ始めてから久しいが、遅々として改善は進んでいない」と問題点を挙げながら、その根底には「現場経験に基づく実践的な発想を持ちうる人材育成、技術継承の仕組みが不十分ではないかと感じている」と指摘する。

 構造物の建設は、多様な地形・地質条件を持つ自然が対象となるため、その地域の特性を理解した上で調査・試験データの吟味と設計条件の決定を行う必要がある。そのためには「施工経験の設計へのフィードバックが重要だ」と強調する。
 また「自然を見る目、特に過去から現在までの情報が蓄積されている地形を見る目を養うことにより、環境と調和したあるべき構造物の姿をイメージできる土木技術者を育成していく必要がある」とも語る。そのためには「建設コンサルタントが国内でも海外プロジェクト同様に施工監理で重要な役割を果たし、現場経験を積み重ねる場を獲得していくとともに、その中でシニア技術者が若手技術者を育成していく継続的な努力が必要だ」と力を込める。
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