2015年6月25日木曜日

【現場力】「太いつながり」を重視 深谷組・深谷和宏

とび・土工事などの職人を抱える直用の専門工事業者として、埼玉県内では屈指の実力を誇る深谷組(さいたま市見沼区)。深谷和宏社長は「現場力とは施主、ゼネコン、専門工事業の太いつながり」と力を込める。

 しかし、「バブル崩壊による後遺症が続き、こうした“太いつながり”の中で仕事ができているかどうか、考えさせられることも多い」と憂い、「例えば工事工程が厳しい場面こそ、現場力が問われるのだが、昔は自然とあった『踏ん張る』『乗り切る』という強い思いが、全体として希薄になっているように思う」と現状を指摘する。
 現場力を再生するためには、「やる気のある若い“人財”を確保し、育成していくことに尽きる」と言い切る。このため、同社はここ十数年、新卒採用に力を注いできた。2015年度の新卒採用は28人で、うち17人は同年1月に設立した社会人硬式野球部に所属している。「どの業界に行っても活躍できそうな、これまでにないタイプの人財を現場に送り込むことで、建設業のイメージが変わる」と野球部設立の狙いを説明する。
 建設業界全体の課題として「厳しい状況に陥っても人財確保を継続できるかどうかが、本当の意味で問われてくる」と将来を見据える。
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