2015年6月24日水曜日

【現場力】都市インフラ支える矜持を 森ビル・萩野谷昭二

「現場所長から作業員まで、尊敬されるプロフェッショナルとして、優良な都市インフラを支える誇りや矜持を持ち続けてほしい」と期待するのは森ビルの萩野谷昭二設計統括部設計監理部部長。そのためにはディベロッパーとして「それに応える魅力あるプロジェクトを世の中に出さなければならない」と強調する。

 社会のニーズも戦後の量産化から、高層化、巨大化へと時代とともに変化してきた。さらに近年、高品質、高性能、環境配慮、耐震化、情報管理の徹底と「施工の難易度が高くなった」と実感している。そのことを「作業員の一人ひとりが理解して施工することが課題となる」と語る。
 現場で熟練工が不足し、高齢化が進む中、施工者選定で「低コストだけを優先すれば、優秀な職人が集まらず、工期内の高品質実現が難しい」と断言する。
 これまで虎ノ門ヒルズ、六本木ヒルズ、上海環球金融中心(上海ワールドフィナンシャルセンター)など20棟の超高層建築の現場に携わった。その経験から中国での工法や発想を、日本の現場に柔軟に取り入れる必要性も感じる。ただ、カーテンウオールなど資材の海外調達依存により、「国内での経験蓄積が減り、日本の産業が空洞化することが不安だ」と警鐘を鳴らす。
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