2015年6月25日木曜日

【現場力】最高資格者スーパースターを育成 基礎地盤コンサルタンツ・岩崎公俊

ボーリングの現場は「基準や指針、仕様が決まっているので、昔とそれほど変わっていない」と指摘するのは基礎地盤コンサルタンツの岩崎公俊社長。ICT(情報通信技術)の発達で、格段の進歩を遂げている測量とは対照的だ。「電波は土で吸収されるため、地上(の測量)と地面の下との違いが大きい」わけだが、コア技術の周辺はICTの活用が進んでいる。

 技術委員長を務める全国地質調査業協会連合会では、技術の伝承を目的にいつでも、どこでも学ぶことができるe-ラーニングに取り組んでいる。「若手もそれなりにいるが、50代以上が多いので、ベテランの現場技術を移転するため、動画のデータを蓄えている」。実際の現場で分からないことが出てくれば、スマートフォンを使ってその場で見ることができる。
 インフラの点検にもICTは有効だ。「道路の法面などで、過去のデータと現在を比較すれば異常があるかどうかが分かる」。地盤情報は柱状図で既に3次元になっているため、これに時間軸を加えると4次元で利用できる。
 現場力の向上は、底上げを目的とする通常の資格でなく、トップクラスの資格者の必要性を主張する。「スーパースターを育て、発注者側で技術顧問を務める」ことで、技術のレベルアップ、社会的な地位向上を目指す。
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