2015年6月16日火曜日

【技】俯瞰映像で操作性向上 フジタが開発する無人化施工技術

フジタと、東大大学院工学系研究科精密工学専攻の淺間一研究室・山下淳研究室は、無人化施工で遠隔地から建設機械の操作性を向上させる「俯瞰映像提示システム」を共同開発した。建設機械の前後左右に取り付けた4つの魚眼レンズカメラの映像を合成して疑似的に建設機械を上から眺めた映像を生成することができる。カメラでとらえた映像はハイビジョン画像伝送技術でオペレーターに送られる。1秒間に送れるフレーム数を増やすとともに、課題だった伝送の遅延も改善している。

 同社が国土交通省九州地方整備局九州技術事務所と共同開発した遠隔操縦ロボット「ロボQ」と組み合わせることで、無人化施工の災害対応力と操作性を向上させることが可能だ。システムとロボQを油圧ショベルに組み込みんで実施した遠隔操作の実証実験では、ショベルの前方だけにカメラを設置した場合に比べて、走行時の障害物回避や停止位置精度、掘削時のバケット刃先の位置決め精度が優れていることを確認している。
 外部カメラの設置が不要になるため、災害発生から出動までの時間を大幅に短縮できるというメリットもある。今後は、無人化施工現場での実適用に向け、画像の高精細化、耐久性向上、さまざまな建設機械への適用などについて検討を進めていく。
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