2015年6月24日水曜日

【現場力】若手が自ら考える力重視 佐藤工業・岩橋公男

鉄道営業線近接工事のプロ。現在も地中既設のボックスカルバートを拡幅するという難工事に挑んでいる。社員研修にも頻繁に使われる有楽町線小竹向原・千川間連絡線設置向原工区土木工事(佐藤工業・熊谷組・大日本土木JV)を仕切る佐藤工業の岩橋公男所長は若手に対して、「本当に土木が好きか? 胸を張って言えるか?」と問い掛ける。「仕事を好きになることで良い仕事ができ、それは人のためになり、会社のためにもなる。そして最終的には自分のためになる」という好循環を思い描く。

 特に「若手が自ら考える力」を重視している。このため、「10のうち3しか指示しない。もちろん指示された3だけをやるのではダメ。残りの7を自分で考えながら取り組まなければ成長しない」という持論を現場でも実践している。これは「想像力を駆使して現場内での優先順位を判断する」という最終的な目標にたどり着くためのトレーニングでもある。「経験が少ない若手でも、考えることはできる。1日1日、自分の頭を使って考えながら行動してほしい」
 現場では墨出し、写真撮影などを社員が率先して行い、密接に作業員らと接するよう心掛けている。「これは当社の特色であり優位性がある」と自負する。岩橋所長には現場運営の基本方針がある。「われわれは作業員の命を預かっている。作業員が楽に仕事をできるように環境整備することが重要だ」。これが現場力の源泉かもしれない。
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